前鋸筋を使って肩甲骨を安定させよう。

こんにちは。

今日は前鋸筋の役割についてです。お客様のトレーニングに少しでも参考になれば幸いです。

前鋸筋は肩甲骨の内側縁(肩甲骨の前側)から肋骨の1番〜9番当たり付着していて外腹斜筋(腹筋)と筋肉が連結しています。

例えば隙間に落ちた物を一生懸命、手を伸ばして取ろうとする時に使われる筋肉になります。

また呼吸に関わる筋肉(胸郭を引き上げる)にもなります。

 

起始

第1〜第8ないし第9肋骨

停止

肩甲骨の内側

前鋸筋の作用(動き)

①肩甲骨上方回旋

②肩甲骨下方回旋

③肩甲骨外転・安定・固定

④胸郭を引き上げる

前鋸筋はトレーニング時に肩甲骨を胸郭に押し付けて安定・固定する役割があります。

こんな悩みはありませんか?

ベンチプレス(チェストプレス)に腕に効いてしまう。

ラットプルダウンは僧帽筋上部(肩に)に効いてしまう。

スクワットをすると体が反ってしまい腰が痛くなる。

そんな悩みを解決してくれるのが前鋸筋になります。

前鋸筋のエクササイズ

①初級編

潰れたボールで肩甲骨を固定する。肘は伸ばしたまま。

30秒 2セット

②中級編

ゴムチューブで肩甲骨の外転・内転。下方回旋をする。肘は伸ばしたまま。

③上級編

潰れたボールで肩甲骨を固定する。肩甲骨外転・内転、下方回旋を繰り返す。肘は伸ばしたまま。

15回 2セット

是非、トレーニング前にエクササイズを行って前鋸筋の活性化をしましょう。

半田市女性専門パーソナルトレーニングジム 楽一